戸建て住宅をお持ちだと、築10年たてば汚れが気になってくるころかと思います。
新築時のきれいな姿を知っているからこそ、その見た目の変化に残念な気持ちが湧いてきてしまうかもしれません。
雨の流れた跡やカビ・コケなど、自分の背丈までならなんとか掃除できるものの、2階にもなると難しい。困ったことになぜか2階のほうが汚れがひどい。
外壁塗装をした方の多くは、このような外観の劣化を気にして踏み切っています。
そろそろ塗装したほうがいいタイミングかもしれません。
しかし、外壁塗装を周りで行った人がいないと、その実態は分からないことだらけ。
工事自体決して安くはないため、なかなか踏み切るのが難しい部分があるでしょう。
きれいになる以外にメリットはあるのでしょうか。
今回は外壁塗装で得られるメリットについて、ご紹介いたします。
ぜひ参考にしてみてください。
■外壁塗装で得られるメリット
外壁塗装には多くのメリットがあります。
これからもお家を守っていく点においては、施工して損することはないといえるでしょう。
・お家の劣化を抑える
外壁塗装は塗装をするだけでなく、お家の補修も兼ねているので劣化を抑えられます。
当たり前のことですが、建物は立てると劣化が始まるので、定期的に修理を行わなければなりません。
多くのマンションは約12年おきに大規模修繕工事が行われていますし、2022年末は広島県の厳島神社が約3年半かけた改修工事を終えました。
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外壁や屋根は建物のなかでも、紫外線や雨などのダメージを受けて傷みやすい部分。
気になる汚れやひび割れを発見しても、劣化はそれだけではないかもしれません。
たとえばひび割れを発見して補修をしても、建物全体が同じ環境にさらされているので、すでに劣化が全体に広がっていて補修のメリットがあまり得られないことも。
外壁塗装は外壁の汚れを落として、傷んだ部分を補修したあと、全体を防水性のある塗料で塗装します。
一度の工事で外部のメンテナンスが済みますし、今後10年はお家の傷みを心配しなくていいので、心理的にもほっとするでしょう。
・外観が美しくよみがえる
外壁塗装を行うと、外観が新築時のような美しさによみがえります。
外壁は時間がたってしまうと、次第に汚れがつきやすくなります。なぜかというと、新築時と比べて水を吸うようになってしまい、雨によって汚れが洗い流されることがなく、外壁に留まってしまうためです。
思い立って外壁を掃除した方もいるかと思いますが、築年数のある外壁自体が汚れやすくなっているため、きれいな状態も一時的なものかもしれません。
外壁塗装はつるつるとした樹脂を多く含む塗料を塗るので、外観がきれいになるのはもちろん、汚れにくい外壁にもなります。
また、以前の外壁と同じ色でなくても、別の色を使って塗る楽しみもあるでしょう。
2色を使っておしゃれなデザインにしたり、海外風の外観を目指して色を選んだりといった、隠れた醍醐味があります。
・遮熱など便利な機能がつく
外壁塗装の塗料には、便利な機能をもつものが多く発売されています。
株式会社日進産業の「ガイナ」などに代表される遮熱塗料は、塗装した箇所が日射を反射し、室内の気温上昇を防ぎます。
日本の夏は35℃以上を記録する猛暑日が増え、冷房が欠かせません。しかしその分だけ電気代がかさみ、将来的に大きな負担になることが予見されるでしょう。
上記の遮熱塗料を屋根や外壁に塗れば、冷房の稼働率も抑えられるため、電気代の節約にもつながります。
使用する電気が減る＝CO²の排出も減るため、今後はこのような工事が必要として、自治体が遮熱塗料を使った塗装工事に助成金を出す制度を設けていることも。
遮熱以外には断熱、防カビなどの機能をもつ塗料があるので、これらの塗料を使えばプラスアルファで、より過ごしやすいお家が手に入るかもしれません。
・資産価値が保たれる
外壁塗装を行うと、建物が健康な状態になるため、資産価値が保たれるでしょう。
建物は築年数がたつにつれて資産価値が低くなっていくのですが、塗装をするとしないとでは寿命に差ができ、塗装しているお家のほうが資産価値が高くなります。
今後お家を売却したり、子どもに継いでもらったりするなら、外壁塗装は大きなメリットになります。
■デメリットはある？
外壁塗装にデメリットはあるのでしょうか。
結論としては、施工すること自体にデメリットはないといえるでしょう。
外壁塗装はお家に必要なメンテナンス工事のため、むしろ行わないと将来的なリスクがついて回ります。
強いて言うなら、施工費用が80～100万円ほどと高いことがネックになっているかもしれません。
外壁塗装は材料費のほかに人件費、足場費用などがかかってくるため、どうしても普段生活しているなかでは高い買い物になりがちです。慎重になるあまり、二の足を踏むのも無理はありません。
しかし、現在の情勢を考えると、お家に劣化が見られたら早めに計画したほうがいい面があります。
その理由の一つが塗料の値上げです。
世界的な経済回復やロシアとウクライナの紛争から原材料の需給が逼迫し、各塗料メーカーは商品の値上げを相次いで敢行しています。
関西ペイントでは年内に二度値上げを行っているため、今後は工事費が100万円を超えることも珍しくなくなるでしょう。
外壁塗装は早すぎてもいけませんが、必要なときに行うことが大切なので、もし劣化したままの状態なら見積りだけでも依頼することをおすすめします。
■外壁塗装をしないとどうなる？
外壁塗装をしなければ、どのようなことが起こるのでしょうか。
・建物が自然災害に弱くなる
外壁塗装をしないと、外壁にあるひび割れやシーリングの剥がれなどがそのままになります。
すると、雨が降るたびに外壁が雨水を吸い、雨漏りによって壁内には湿気が溜まるようになるでしょう。
柱や梁に使われている木材は、湿気を帯びると木材腐朽菌が発生し、腐食が始まります。
腐食の進行した木は脆く、地震や台風などが起これば倒壊の恐れが出てきます。
日本の戸建て住宅の90％は木造です。
雨漏りは耐震性に影響を及ぼすため、もし心当たりがあるなら、早めに対処に動いたほうがいいでしょう。
・売却時に買い手がつかないことも
外壁塗装をしてきたお家は、定期的な手入れが行われてきたという好印象があります。お家の傷みも少なく、高値での売却につながる可能性が高いです。
しかし何もしていない状態ではお家の外観も悪く、なかなか買い手がつかないでしょう。
お家に雨漏りやカビ・シロアリの被害があれば、告知義務が発生するため、これも売却に対して不利に働いてしまいます。
黙ったまま契約すると、契約の撤回や損害賠償請求などが予見されるので、最悪大きな負債になるかもしれません。
・修理時にはより高い費用が
お家の傷み具合が深刻だと、外壁塗装では対処しきれなくなります。
壁内が腐食でぼろぼろな状態では、表面を直したところで根本的な解決には至れないからです。
劣化が進んでいるなら、塗装工事ではなく外壁材の張替えや重ね張り、もしくは建て替え工事が必要になるでしょう。
この張替え工事には約150～300万円の費用がかかり、外壁塗装の1.5～3.75倍の費用がかかります。お家全体の建て替えになれば、3,000万円ほどの費用がかかってしまうため、お家に長く住みたい方にとっては大きな負担としてのしかかることに。
解体するにしても、解体費や新しい住居を用意する手間がかかります。
■霧島市での塗装工事は盛田建築塗装まで！
盛田建築塗装は鹿児島県霧島市にて、外壁塗装・屋根塗装・防止工事などの塗装工事を承っております。
お客様のご要望に寄り添い、塗装後もしっかりとお家を守れるよう丁寧に塗装いたします。
大手ハウスメーカーやリフォーム会社とは違い、職人が直接経営しているため、中間マージンなどの費用が発生しません。
築10年ほどがたち、汚れなどの劣化が見られたら、ぜひご相談ください。
また、戸建て住宅以外にマンションなどの集合住宅の塗装工事も受け付けておりますので、大規模改修工事の際にはぜひご依頼ください。
★ Before
★After
★施工事例
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霧島市 N様邸 屋根・外壁塗装工事＞＞
★塗装の豆知識
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【ベストシーズンを見抜く！】塗装工事っていつ行うのがいいの？＞＞
■まとめ
今回のポイントはこちらです。
・外壁塗装のメリットとは、「お家を劣化から守ること」「外観をきれいにすること」「遮熱などの便利な機能があること」「資産価値が保たれること」。
・住み続けるためには必要な工事なので、デメリットは基本的になく、できれば必要なときに早めに行うと安く済む。
・外壁塗装をしないと、雨漏りなどによってお家の耐震性に影響が出る可能性が高く、タイミングを逃さないようにしたい。
まずは近くの塗装店に、気軽にお見積りなどを依頼してみてください。
